02/27/2009(Fri)
フランス日記
フランス日記 高山なおみ (購入)
10巻まで出てる『日々ごはん』の特別編。
昨年日々ごはん(高山さんのHPの日記をまとめたもの)の存在を知って、図書館で大人借り(?)して一気に読んですっかりファンに。レシピ本も買いました。
高山さんは、非常に感じやすいというか、感覚で生きてるって感じです。
うーん、なんていったらいいのか。たとえば、料理家である高山さん、味見のときにお皿にとってちゅっと吸うんじゃなくて、鍋にすっと指を突っ込んでその指を口に入れるんですが(テレビでも)、万事そんな感じ。頭じゃなくて、体と心でダイレクトに反応して生きてるというか。(ああ、こういうことをびしっと言い表せるようになりたいんだけど、全然だめ!!)
本書は彼女の初のフランス旅行(仕事込み)の様子が書かれています。
最初は「なんでもフランスは素晴らしい」といった感じで完全にフランスに酔ってたとみえて、当たり前のように信号無視する姿さえ「信号を過信せず、自分の感性だけを信用している」なんて書いてました。おいおい。
料理の記述も多い本なので、排泄についてそこまではっきり書かなくても・・・と思うことはありますが、大変正直に書かれる方で、ええかっこしいのところがなくて、そこも魅力の一つだと思います。特に、「フランス(人)に対しておどおどしてる」と夫に指摘される場面は、すごく印象的だった。フランスに憧れて、でもその分引け目とか感じて圧倒されて堂々とできないって、フランスに行った多くの日本人に言えそうなことなんだけど、だからって、それを正面きって(しかも夫に)言われると相当嫌だと思うんですが、そんなこともそのままに書いてあるところが、やっぱり高山さんだという感じで良かったです。
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comments
高山なおみさんって、名前だけは聞いたことがあります。料理が上手い人は、感覚とか直観がとても優れているんでしょうね。
自分をさらけ出してしまえる人は、ある意味強い人ですよね。羨ましいです。
> 自分をさらけ出してしまえる人は、ある意味強い人ですよね。羨ましいです。
ほんと、そうですよね。
普通はつい見栄を張ってしまったり、取り繕ったりしがちです。
私も、人に対しては無理でも、せめて自分自身に対しては嘘をつかず、さらけ出して全部認める・・・みたいになりたいです。
レシピ本100冊って!?すごいですね。
私はほんの少ししか持っていないのですが、
と言うのも、レシピ本でさえ図書館で借りて済ませているんです。
それで、この本のは何度でも作りたいっ!というのしか
購入しないことにしているのです。
その厳選されたレシピ本の何冊かを占めているのが、
この高山なおみさんです!
もう、何年も炊いている玄米の炊き方も
彼女のやっているやり方で炊いています。
行正さんのレシピが「カジュアルだけど、なんかオシャレ」だとしたら、
この人のは「とことん、普段着」ですよね。
でも、毎日のご飯作りにはこの「普段着」感覚が重要なわけで・・・。
とっても活用させてもらってます。
高校生のころ、調理実習で栗原はるみさんのブラウニーを作って、それがすごくおいしかったのです。で、それから数年間、彼女の出す著作はほとんど無条件で買っていたので、どんどん増えていきました。他の人のも、ぱっと見おいしそうだとすぐ買ってました。
bourgogne さんとこの図書館いいですね~。うちの図書館には古~いぼろ~い料理本しか置いてないです(><)
そして高山なおみさん! bourgogne さんもお好きだったんですね♪
はい、たしかに普段着レシピですね。見た目とかじゃなくて実用的かどうかを重視してレシピを考えてらっしゃるようです。食べもしないのに彩りだけで何かを添えたりはしない、とか。
ゆかりご飯にベーコンエッグをのせるっていう高山レシピ(どの本だったかな?)、一時しょっちゅう食べてました。
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